2021-05-19 第204回国会 衆議院 厚生労働委員会 第20号
B型肝炎の問題については、集団予防接種等の際の注射器の連続使用により多くの方にB型肝炎ウイルスの感染被害を生じさせたこと、また、遅くとも昭和二十六年には、我が国でも、血清肝炎が人間の血液内に存在するウイルスにより感染する病気であることや、注射をする際に、注射針のみならず、注射の筒を連続使用する場合にもウイルスが感染する危険があることなどについて、医学的知見が形成されていたにもかかわらず、国は、集団予防接種等
B型肝炎の問題については、集団予防接種等の際の注射器の連続使用により多くの方にB型肝炎ウイルスの感染被害を生じさせたこと、また、遅くとも昭和二十六年には、我が国でも、血清肝炎が人間の血液内に存在するウイルスにより感染する病気であることや、注射をする際に、注射針のみならず、注射の筒を連続使用する場合にもウイルスが感染する危険があることなどについて、医学的知見が形成されていたにもかかわらず、国は、集団予防接種等
最初の頃は、ウイルスが分かっていませんでしたから、血清肝炎と呼ばれていて、それが注射器の連続使用によって感染を引き起こしてしまう、それが分かっていながらずっと厚労省はそれを放置していたわけですね。理由としては、手間がかかる、費用がかかる、そういったことだったと思います。 そして、その放置の度合いがすさまじい。
だから、その時期がちょうど同じで、そこから供血者が急に検査するようになったから血清肝炎のときと見分けが付かないと思うんです、今からやってもですね。 ただ、私が申し上げたいのは、これからは第三者機関をつくって検証されるということですから、是非このC型肝炎の感染についても検討を加えていただきたいと思いますけれども、大臣、いかがでしょうか。
そして、そのオーストラリア抗原がどういう意味を持っているかについてはわからなかったんですが、それから六年後、当時、東大の輸血部におられました大河内先生がオーストラリア抗原といわゆる血清肝炎とは密接な関係があるということを明らかにされまして、このオーストラリア抗原がB型肝炎ウイルスの感染マーカーの指標になったわけです。
実を申し上げますと、このフィブリノーゲンの添付文書の経緯を見てみますと、昭和六十年八月には一応、血清肝炎の肝障害が現れることがあるので患者さんのリスクと投与における治療上の利益とを十分考慮しなさいというような記載がなされております。
それが国の責任かどうかというのが随分大きな問題になったわけですけれども、その点で実を申しますと、一時期血清肝炎、これずっと平成十四年の当時までの話でございますので、になった患者さんであれば、当然その後、もう平成に入りまして以降、先生が御治験を発表された以降は、C型肝炎というものがじきに肝硬変に発達して肝がんのリスクがあるということは臨床の問題として一般的に医師として知られている事実だと思うんですが、
この方は、一九七五年に子宮筋腫をされたときに出血をした記憶がある、しかも、血清肝炎で直後に四カ月入院をしております。ところが、三十年たった昨年の二月、初めてC型肝炎と言われました。ですから、その間は検査をしても特に症状がなかったわけですね。 私は、まず、七千の医療機関の中に入っている病院であることを確認しました。しかし、カルテがないということがはっきりしております。
そして、その後、血清肝炎で一カ月入院をされましたが、その後、平成十三年に肝臓がんが発症して治療、そして、十七年には再発して再治療という状況であります。 舛添大臣、昨日、この方がなぜ実名公表をされたのか。それは、このまま救済されないのは絶対おかしい、命をかけてでもこのことを訴えたいという思いからであります。 この方のコメントも読み上げさせていただきます。
この本には、WHOによる血清肝炎の頻度についての報告が出ているんですが、これ二ページ目に「注解」というところがあって、そこにフィブリノーゲン、これは全血の肝炎発生頻度が通常一%以内に対して、フィブリノーゲンは七%以内ということで肝炎発生が高いということが書かれております。
○坂口国務大臣 血液を介しましての血清肝炎、今言われましたところのいわゆるC型肝炎あるいはB型肝炎も含むのかもしれません、あるいはまたそのほかの肝炎も含まれているというふうに思いますが、血液を介して伝播しましたことだけは間違いのない事実でございます。
C型肝炎であるということがわかりましてからはまだ歴史はそう長くはありませんけれども、輸血後肝炎でありますとか血清肝炎というふうに言われておりました時代にさかのぼりますと、大変歴史のあります問題でございます。
一九六〇年代半ばごろから、駐日大使であるライシャワー氏が輸血後血清肝炎に感染したことをきっかけに、献血推進の閣議決定がなされ、日本赤十字社を中心として献血推進運動が本格化していくことになるわけですが、一方で、血液製剤は血漿分画製剤の時代に入っていきます。輸血用血液製剤について社会が注目する中、民間業者による買血輸入が開始されたのもこのころです。
五十年ですから、大体三十九年から献血が始まりまして、それが軌道に乗って、五十年といいますと、国内におきます血清肝炎の発生率、大体一〇%前後ぐらいになった時期だったというふうに思っておりますが、その時期は、かなり献血が進んでまいりました。
その中で、昭和四十九年五月の添付文書の改訂につきましては、「使用上の注意」の項目に、血清肝炎に罹患することがあるとか、あるいは輸注速度が速過ぎるとチアノーゼ、心悸高進、血管内凝集による栓塞を起こすことがあるなどの追記をしたということと、逆にフィブリノゲン置換療法等の項目を削除したという記載があるのみで、添付文書の改訂の経緯等については触れられていないという回答をもらっています。
このC型肝炎の問題は、C型という名前は付いておりませんでしたし、まだビールスは発見はされておりませんでしたけれども、しかし、輸血後肝炎あるいはまた血清肝炎という名前で、血液を使えば肝炎が起こるということはもうずっと前から分かっていた。 私がこの血液にかかわりましたのが、ちょうど昭和四十年代でございます。だから、三十九年から献血が始まりまして、私は四十年からかかわりました。
私がこの血液にかかわりましたころには、保存血液、これ五〇%ぐらいが血清肝炎になったわけであります。半分の人は血清肝炎にかかった。そういう時代を経て、だんだんと皆さんの努力によって少なくはなってまいりました。 そうした中で、個々の血液を使いましてもそれだけ起こったわけでありますから、血液製剤として多くの人の血液を集めて製剤を造れば、それは確率として更にそれは高くなることは当然でございます。
○国務大臣(坂口力君) ですから、そこは私は、その添付の問題云々ではなくて、それはやはりもっと前から血清肝炎が発生するということは分かっていたということを私は言っているわけです。だから、その時点がどうのこうのではなくて、その前から続いてきたということは、それは私は十分察することができるというふうに私は申し上げているわけです。
しかし、事この血清肝炎が起こるということは医療の場にある者は分かっていた、そのことを私は申し上げているわけであります。
現在におきましては、もう完璧にと言っていいほど、もうこれは完璧にと言っていいと思うんですが、A型、B型、C型それぞれの肝炎ウイルスを排除できますし、エイズウイルスも排除することができ得るということになっておりますから、現在は既に立派な製剤ができるというふうに思っておりますけれども、過去に、そういうふうな検査がなかなかなかった時代に製品ができまして、そして、それを利用された皆さん方の中に血清肝炎に罹患
○坂口国務大臣 C型肝炎につきましては、これは国としての責任もあるところもございますけれども、全部が全部そうではございませんで、いわゆる献血によって起こっております、いわゆる血清肝炎等の時代からのものもあるわけでございますから、それらにつきましては少し趣を異にすると私は思っております。
○篠崎政府参考人 肝炎につきましては、初めは血清肝炎、それからA型肝炎、B型肝炎、そして非A非B肝炎、そしてC型肝炎と、医学の進歩に伴いまして同じ肝炎といいましてもその実態が逐次明らかになってまいりまして、それによりましてまた、肝炎から肝硬変等、継続していく患者その他の患者さんのこともだんだんわかってきたわけでございます。
○坂口委員 確かに、赤十字は分画製剤をおやりになっておりませんでしたから直接の範疇ではなかったかと思いますけれども、しかし、血清肝炎を除外するということにおきましては同じ項目の中にある話だというふうに思ったわけです。
長い間、献血事業に携わっておみえになりましたし、また、血清学という立場からも関係をしておみえになったわけでありますが、エイズの問題で非常に影は薄くなりましたけれども、エイズの前に血清肝炎の問題がございました。手術を受けてもとの病気は治りましたけれども、血清肝炎にかかり、中には、その血清肝炎から肝硬変になり、肝硬変から肝臓がんになって亡くなられた方も多々あったというふうに思います。
しかし、例えば本当に今までにもあったことですが、肝炎にかかったことを御自分が知らないままに血液を提供され、その結果として血清肝炎による被害を出したといったようなケースのときに、私は、献血者がその善意のゆえに責任を負わなければならないという事態は、率直に申してなかなか納得がまいりませんでした。
要するに輸血のために起きた血清肝炎だとか、あるいは昔、予防接種をするときに針をかえてやるということはほとんどしなくて同じ針で何人にもやるとか、そういうことで肝炎が蔓延していったという事実があるわけですね。要するに、安易な形の技術の寄りかかり、そこの中で非常に慎重に医療現場で行われていなかったということによってさまざまな医療被害が生じて、その結果としてたくさんのウイルス性肝炎患者が生じてしまった。
しかし、B型肝炎について昨今そういう対策ができてはおりますけれども、いまだにやはり輸血をすれば血清肝炎という心配は依然として残っておるという状況になっておるんですが、こういう肝炎に対して厚生省の何らかの法的措置がございますか。
その後ライシャワーの血清肝炎事件もあったりして閣議決定がやられた。このときは売血に頼らずに自給方針の確認をしたのだったですね。これはいかがですか。